性同一性障害の元男性が痴漢「男のぬくもりが欲しかった」(スポーツ報知)

 京都府警鉄道警察隊と五条署は8日、京都市営地下鉄の電車内で男性にわいせつな行為をしたとして、府迷惑行為防止条例違反(痴漢)の疑いで、京都市南区の会社員・山本由佳容疑者(29)を現行犯逮捕した。女性が痴漢行為で逮捕されるのは珍しいが、実は山本容疑者は性同一性障害で男性から女性への移行者。「男のぬくもりが欲しかった」との犯行動機に、五条署も「こういうケースは初めて」と複雑な表情を見せた。

 五条署によると、3月下旬に京都府警鉄道警察隊の隊員が地下鉄車内で男性の体を触る女性らしき人物を目撃し、警戒していた。8日も隊員4人が車内を見回っていたところ、午前8時15分ごろ、市営地下鉄の四条―烏丸御池駅間で京都市西京区の公務員男性(32)の下半身を触っている女性を発見。現行犯逮捕した。

 女性の痴漢逮捕に困惑した五条署だったが、取り調べに対し、山本容疑者が性同一性障害で、最近になって男性から女性に移行したことを話したため、二度びっくり。戸籍上は男性だが、戸籍の名前を「由佳」と女性のものに変更したことなどを確認した。グレーのズボンのリクルートスーツ姿で、髪を肩まで伸ばし、胸も膨らんでいた。

 山本容疑者は京都市南区の自宅マンションで一人暮らしをしており、勤務先の会社から派遣され、市営地下鉄構内の改札で働いていた。

 五条署によると、痴漢行為者が女性だったこともあり、被害者の男性からは被害届は出ていないが、たとえ加害者が女性であっても条例違反行為にあたるという。罰則は6か月以下の懲役か、50万円以下の罰金となる。

 取り調べに対し、山本容疑者は当初、「触ってません、やっていません」と犯行を否認していたが、「男のぬくもりが欲しかった」などと動機を吐露。容疑を認めているという。

 これには、五条署も「珍しいケースですが、女性になりきろうとしていたんでしょうね。ちょっとかわいそうな気もします」と話している。


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